外見ばかりで内面を評価されないことに辟易した彼女は、次第に周囲に無関心となり、強さにのみ価値を見出すようになった。煤にまみれ、火傷痕の絶えない特訓の日々を経て、複数の標的を同時に仕留める技を編み出すと彼女の名は一気に広まった。戦士としてはまだ半人前と揶揄する者もいたが、彼女はその評価を逆手に取り、自分を見下す相手の虚を突いて木っ端微塵に吹き飛ばしたという。