神と人間が争う遥か前、アグニ帝国史上、最大版図を築くことに成功した覇王。戦場において常に陣頭で戦った彼は、一般兵が３人がかりでようやく運ぶ巨大な斧を軽々と使い、敵兵が雇った巨人族の傭兵ですら一撃で両断したと伝えられている。しかし、魔術師たちはその余りの力に懐疑心を抱いていたが、覇王は気にすること無く、豪快に笑いながら魔術師たちの悪意ある噂を楽しんだという。