静かな森で祖母と暮らしていた少女。狼に殺された祖母の仇討ちを果たした彼女には、もう恐れる存在がなかった。魔鎌に吸収した狼たちの狂猛な力を利用して、森に蔓延る悪霊を退治する宵闇の番人と化した。手強い相手でも果敢に攻め抜く彼女の瞳に死への恐怖は映し出されていなかったが、亡き祖母の形見である赤いフードだけはお守りとして肌身離さずに持っていたと言われている。