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No.0586≪荒境に響く正義≫

剛逞の粛官ジルベルト

鉱山を守る一族の少年が強盗団に誘拐されたことを聞いた時、彼の義憤は天を衝くが如く高まったと言われている。少女と共に強盗団の根城に急行した彼らは、少年の勇気によって勝利への糸口を得る。彼らの行動は恐怖に縛られた町の住人たちの心をも変え、その声援を受けたジルベルトは自身の内に力が漲るのを感じたという。激闘の末に強盗団の幹部たちを捕縛した彼は、英雄としてその後も町の平和を守り続けたと伝えられている。