叛逆者追討の神勅を受けた護神十二聖。彼は当初、敬愛する兄が神に背いたという話を受け入れられなかった。しかし、神々より新たな十二聖筆頭に指名されたことで覚悟を決める。史書には叛逆者たる兄への激しい怒りを燃え上がらせたと書かれているが、同行した騎士の日記には、最後まで葛藤していた様子が書かれている。ただし、兄が自分に何の相談もしてくれなかったという裏切られた思いが、彼の中に燻っていたのは確かなようだ。