金櫃を守る異界アズカステリの若き戦士。
ある日彼の前に見慣れぬ姿をした一行が現れる。その中に新手の石巨人がいることを認めると、彼は即座に戦いを挑んだ。しかし、冥界で培った彼の力は一行のひとり、壮年の剣士に難なくいなされてしまう。経験の差、それが戦いの明暗を分けたが、幸いなことに彼らは悪しき者ではなかった。それどころか、剣士は言う、君が望むなら、稽古をつけようと。親友を守る力を得るため、彼は頷いた。