凰刃那原、刀渡の里の忍。戦いの技量は里の中でも指折りだった彼が上忍となれなかったのは、敵を殺すことに夢中になってしまうためだった。これは、かつて修行中に誤って相手を殺してしまった際に、大いなる愉悦を感じたことが発端だとされている。普段の素行にも問題があり、禁じられていたにも関わらず里から遊びに出ては面白半分で様々なものを破壊したという。周辺の村人からは、お山の白鬼と恐れられていた。