奇縁の六魔導の伝説
奇縁の六魔導 イヲリ昨日の敵は今日も敵
連邦と皇国の最前線、シグサール遺跡。 そこでは日々激戦を繰り広げられていた…そう、表向きは。腹が減っては何とやら
イヲリ属する皇国軍では、近年、補給が滞りつつあった。 そんな中イヲリはとある密談を耳にする。勝ってくるぞと勇ましく
将軍から発せられた遺跡への進撃命令。 士気奮わぬ陣中にあって、イヲリは自ら先鋒に志願した。あの世は死者でいっぱい
連邦の先鋒を撃破したイヲリたち。 現れた亡者の群れを前に、将軍へ撤退を進言するイヲリだが…。陰陽師身の上知らず
突如乱入した魔導師ネ・カウを誘導しつつ走るイヲリ。だがその行く手を連邦の部隊が遮った。世はおしなべて事もなし
陣中に身を置きながら、味方の混乱を煽り立てて撤退させるイヲリ。果たしてその心中はいかに。