第七の魂
ユーニィはシグサール遺跡を自身の工房とすべく大改造を行い、 仕上げに謎の結晶体を配置した。僧侶と亡霊
遺跡から彷徨い出る亡霊の鎮魂を頼まれたレリックは、 戦場となった遺跡で小さなコウモリと出会う。ちびコウモリ
ちびコウモリは懸命にレリックに話しかけるが、 その内容は要領を得ないものだった。3ヶ月ぶりのお出かけ
ちびコウモリがいないことに気付いたユーニィは、 しぶしぶ起き上がると遺跡内に探しに出掛けた。あの人の面影
レリックはある女性の姿をした亡霊と会ったことで 亡霊騒ぎが幻覚魔法によるものだと突き止めた。魔物の反乱
ユーニィは支配魔法を使い魔物たちを遺跡に配置していたのだが、 その効果が何故か切れていた。破られた結界と謎の干渉
結界は破られていたが、 ユーニィの魔法が途切れたことはそれだけが理由ではなさそうだった。出会うことのない運命
ユーニィはちびコウモリの同行者の魔力を追うが、何らかの呪法によりそれを妨げられてしまう。魔力の波動を辿って
レリックはユーニィが放った魔力の波動を感知し、ちびコウモリを送り届けるためそこへと向かう。魔神シュトゥーニワイス
分割された魔神の魂が再び巡り合おうとしている。だが、レリックはそんなことに興味が無かった。奇縁の七魂
魔神として復活することを望んだ第七の魂の野望は砕け散った。その欠片は魔導師たちの手に渡る。