旅のはじまり
帰還したサーシャの元に、驚くべき報せが届いた。 彼女はすぐさま凰刃那原へ向かう決意をする。変わり果てた故郷
サーシャは母の故郷である刀渡の里へと来ていた。 そこへ天武党を名乗る忍の集団が現れる。刀渡の姉弟
19年前、ルジーナも同様に凰刃那原を訪れていた。 彼はそこである姉弟と出会う。悪夢再び
巻物を手に入れた天武党の忍たちは、理想の世を作るため、恐ろしい手段に出る。見慣れぬ術
幾硝を撃破したルジーナ。一部始終を見ていた半雛は、召喚術を会得して強くなりたいと考える。白鬼現る
巻物奪還を目指すサーシャたちの前で、天武党の忍は五穢忍の魂をもうひとり解放してしまう。強き英霊の力
半雛は見様見真似で召喚術に挑戦する。それは一見成功したかに見えたのだが……子どもの成長
天武党が仕掛けた罠を、サーシャは難なくかわしてゆく。ユリカは昔を思い出して笑みをこぼした。強さの理由
強くなりたいと願う半雛は、ルジーナの強さの秘密を探ろうとしていた。歪んだ愛情
美しく咲き誇る彼岸花。その花言葉を体現するように、穢れし魂が舞戻ってきた。慢心と焦り
順調な旅路は、若者を慢心させてしまう。 それは19年前も同じであった。力の代償
大切な人の命が危険に晒される中、半雛はようやく気付く。何のために強さを求めていたのかを。“最強”の背中
サーシャは己の実力のみで強敵を打ち倒す。ずっと遠くに感じていた背中は、もうすぐそこにあった。