舞い踊る剣
その物語は、劇団に所属する少年ハイネが ひと振りの魔剣を手にしたところから始まる。鎮める盾
青年セディオが携えた魔盾により鎮まる魔剣。 だがそれは、事件の始まりに過ぎなかった。古代への扉
鉱山に広がる遺跡を1人の男が進む。 その男、ランゲは立ちはだかる障害を次々と突破していく。探索者の瞳
隠し扉の先に封印された部屋を発見するランゲ。 謎の装置を前にした彼の選択とは。胡乱なる力
鎧を手にしたランゲの元へ魔物の群れが迫る。 彼はそれを好機とばかり、魔鎧を身にまとう。真なる魔鎧
圧倒的な力で魔物を薙ぎ倒した魔鎧。 だがランゲはそれにどこか物足りぬものを感じていた。覚醒せし者
遺跡下層部へ向かうセディオとハイネ。 負傷した部下を庇い戦うセディオの背に、ハイネは――。荒れ狂う精神
自らの意志で剣を握り、共に魔物を撃退した2人。 だがそこへ、暴走する魔鎧とランゲが現れる。相剋の力
魔鎧の力を前に苦戦する2人。 ハイネが咄嗟に剣を振るった時、激しい光が辺りを包む。異界伝説
正気を取り戻し、自らの来歴と目的を語るランゲ。 だがその時、ハイネは迫りくる危機を感じとる。異言と魔装器
3人の前に姿を現した暴走する巨神。 異言を解するハイネだが、巨神は問答無用で刃を振り上げた。戦いの時、来たれり
巨神同士の衝突。見知らぬ景色と自分。 重ねられた面影。遠き日の夢。彼らの出会いの行く先は――。