ユニット詳細

No.0014≪六英雄≫

ランセル

CV: 立花慎之介

異界グランガイアにて、神と人間との大戦時に活躍した“六英雄”の一人。
ヴリクシャ公国出身の槍使いで、愛槍ドレヴァスを携えて各地を旅した後、神と人間との大戦においても目覚ましい奮戦を見せた。
人々は彼を英雄と称えたが、彼の生涯は友情に殉じたものだったという。

ランセルは元々、貴族の家に生まれた大人しい少年であったとされる。
しかし、魔槍ドレヴァスを手にしてからというもの、ランセルは悲壮なる覚悟のもと、何らかの目的のために邁進し始めたのだった。
家柄も顧みず、両親の猛反対を振り切り、半ば家出同然で修行の旅に出た彼をそこまで駆り立てたのは一体なんだったのだろうか?

屋敷の倉庫で魔槍と出会うまで、ランセルは槍を振るったことなどなかった。
しかし旅の中で彼と刃を交えた者は魔槍の威力だけでなく、ランセル自身の卓越した槍技に驚かされた。
誰の手ほどきも受けることなく槍術を身につけていたようだが、天才と賞賛されると、彼は常に不機嫌そうな表情をしていたという。己の努力をないがしろにされるのが、彼には屈辱だったのだろう。

修行の旅を続けていく中で、彼は封印されていた世界樹アルトロンの解放を成し遂げる。
そこまでの道程には迷いがなく、まるで最初からアルトロンの解放が旅の目的だったようだと、後に彼の伝記を残した歴史学者は語っている。
一説によると、彼は魔槍ドレヴァスの声を聞き、人ならざるものの意思に導かれていたのではないかとも言われている。