残された希望
ファントムの研究所から無事に脱出を果たし、地上に帰り着いた一行は、ギルドにて今後について話し合う。イドラによるヴォイドの拡大と、ファントムによるヴォイド破壊計画。そのどちらも食い止めるため、あなたは伝説の召喚師のキーメモリー修復を急ぐ。記憶の海
あなたの基となった伝説の召喚師のキーメモリー。破損してしまっているそれを修復すべく、あなたはレンカと共にあるエリアを訪れる。そこは、無数の記憶が星屑のように漂う幻想的な空間だった。はじまりの記憶
女神ティリスと伝説の召喚師の記憶。数え切れないほど存在するそれらの中から、一つの光があなたに近づいてくる。再生されたのは、遥か昔の思い出。ティリスと伝説の召喚師の旅のはじまりであった。理由
ミズチは、ギルドを訪れたルイゼと各地で頻発する暴動鎮圧のために連携すると決める。「アストラが好きだから今の自分にできることをする」と語るルイゼの成長をミズチは眩しく思うのだった。一方、ダイゴはかつての助手であったワンに長年の尽力への礼を述べ……追憶の道
無数の記憶で溢れるエリアを進むあなた。手がかりとなる記憶の断片を発見するも、イドラの思念が行く手を阻む。ティリスとの記憶を取り戻すために、あなたはイドラの妄執と対峙する。信頼の記憶
イドラの思念を退け、あなたは記憶の欠片を取り戻す。それは、女神ティリスと伝説の召喚師がエルガイアを離れ、異界を巡る旅に出る日の記憶であった。強い信頼で結ばれた二人の思い出を胸に刻み、あなたはレンカと共にさらなる記憶を求めて歩みを進める。起動
コアの修復が進んだことで、あなたは古い記憶を思い出す。それは厄災発生直後、メモリアによって生み出された際の記憶であった。女神が最も信頼を寄せるもの。女神を救うもの。それが召喚師。自分が生まれた意味を再確認し、あなたはレンカと共に前へ進む。成すべきことを
レンカによって地上に連れ帰られたイヴァは、ミズチに自分に人質としての価値はないと告げる。ミズチは笑いながら、損得で助けたわけではないとレンカの思いを代弁。手を携えることもぶつかることも人間ならば当たり前というミズチの言葉に、イヴァはある覚悟を固める。約束の記憶 1
記憶の欠片の気配を辿った先で、あなたは再びイドラの思念の妨害を受ける。イドラは“召喚師”と、召喚師と女神が交わした“約束”に対して激しい憎悪を剥き出しにするのだった。約束の記憶 2
女神であるティリスと人である召喚師には、いつか別れが訪れる。それでも「一人でも多くの人を助けたい」という願いを胸に、ティリスは旅を続ける。それが二人の約束であった。最後の記憶を取り戻したあなたは、いよいよメモリアの元へと乗り込む。虚無の深層
メモリアを救い出すべく向かったエリアで、あなたは自身の過去を語るイドラの声を聞き、彼女がアストラに憎悪を向ける理由の一端を知る。そこへ突如魔物が現れ囲まれてしまうが、駆けつけてくれたイヴァの助力によって窮地を脱する。執着の萌芽
アストラの民からの迫害で絶望し他者を拒絶していたイドラ。そんな彼女にとって、初めは煩わしかったティリスとの交流がいつしか心の支えとなっていた。異界戦争後、アストラを旅立ったティリスに置いていかれたと思い込んだイドラの憧憬は、執着へと変貌してゆく。正義と正義 1
アストラごとヴォイドを破壊するべく、メモリアに肉薄するローラとレイ。何とか彼女たちに追いついたあなたとレンカは、アストラを破壊させまいと語りかけるものの、互いの主張は平行線のまま。やむを得ず、あなたはローラたちと戦うことに。正義と正義 2
全力でぶつかるもローラたちを退けることができず、窮地に陥るあなたとレンカ。絶体絶命のピンチに現れたのは、ジャンとその部下たちであった。ジャンはたとえ正義の名の下であっても不条理に滅ぼされる世界があってはならないと、ローラに己の正義をぶつける。厄災の真実
最深部に辿り着いたあなたとレンカは、メモリアを発見。イドラはなぜ自分がメモリアを造ったのか、メモリアがなぜアストラの民の手に渡ったのかについて語る。そして、今度こそ全てを虚無に沈めるため、最後の障害であるあなたを排除しようとするのだった。久遠の虹
激戦の末イドラを打ち破ったあなたは、メモリアに伝説の召喚師のキーメモリーが宿す“祈り”の力を捧げる。その祈りによって召喚されたのは、虹の女神ティリスであった。イドラの妄執はティリスによって浄化され、メモリアは解放されたのだった。エピローグ それから
メモリアは正常化され、ヴォイドの拡大は止まった。ファントムはアストラから去り、後には巨大な迷宮と共にたくましく生きる人々が残された。レンカは改めて研究者としてヴォイドに挑む決意を固め、その傍らには相棒であるあなたの姿があった。