第六章

突如現れたヴォイドの破壊を目論む謎の勢力。そして、彼らと通じているらしいフォースの動向。ヴォイドを取り巻く状況が急激に剣呑さを増す中で、あなたとレンカは一刻も早くメモリアを正常化すべく、キーメモリーの探索に奔走する。新たな階層“MUSEUM”であなたたちを待っていたのは、女神ティリスの記憶と謎の集団の妨害、そしてヴォイドに巣食う深い絶望だった。

“亡霊”

ファミリーの本拠地であるメトロを訪れワンを訪ねると、彼は“亡霊”に関する情報を語った。彼らは異界間秩序の維持を目的とした組織の人間であり、ヴォイドの破壊を目論んでいるらしい。彼らの妨害を警戒しながらも、あなたは新たな階層へ挑む。

雷凰の記憶 前編

ワンに与えられた情報を元に、異界の都市と思われるエリアを訪れたあなたとレンカ。さっそく聞こえてきたのは、パリスと呼ばれる女性と語らう虹の女神ティリスの声だった。キーメモリーの存在を確信し、あなたはエリアの探索を開始する。

雷凰の記憶 中編

エリアの探索中、静かに佇むパリスの姿を発見するあなた。近づいてみると、かつてティリスが彼女と交わした会話が蘇った。決して友好的とは言い難い記憶ではあったが、ティリスはそれを懐かしんでいた。あなたとレンカはキーメモリーを求め、更にエリアの奥へ向かう。

雷凰の記憶 後編

更に奥へと進んだあなたは、再びティリスとパリスが語らう記憶を垣間見る。ティリスが帰ってくる場所を守り抜くというパリスの決意と、そんな彼女が貫く正義を眩しく思うティリス。記憶を辿るごとに、キーメモリーの気配は強くなりつつあった。

雷凰の正道1

エリアの最深部では、予想通りパリスが待っていた。敵意を剥き出しにすることもなく、静かに相手の覚悟を見定めようとする彼女に、あなたは自らの力を示すため戦いを挑む。

雷凰の正道2

パリスは見事自身を打ち破ったあなたに対して、己の正義を貫くように助言しキーメモリーへと姿を変えた。安堵したのも束の間、突如その場に黒いモヤに包まれたルイゼが現れる。彼女はあなたに激しい敵意を向け、次元の歪みを発生させるのだった。

閉ざされた回廊

ルイゼの姿をした何者かが発生させた次元の歪みに飲み込まれ、あなたとレンカは美しくも物悲しい回廊が続くエリアに迷い込む。ここはどこなのか、ルイゼに何が起こったのか……。疑問を抱きながらも、二人は出口を求めて探索を開始する。

予期せぬ襲撃1

延々と続く回廊を進むうち、レンカはこのエリアの雰囲気がカナンに似ていると言い出し、それに呼応するように物悲しい女の独白が聞こえてきた。「機械仕掛けの女神を造った」という女の言葉に考えを巡らせていると、再び例のスーツの集団に襲撃される。

予期せぬ襲撃2

テッドたちから突然の襲撃を受けたあなたとレンカ。何とか彼らを退けたものの記憶の断片が宿ったフラグメントのかけらを奪われてしまう。テッドたちは、この先でルイゼを見かけたこと、ルイゼの身に異変が起こっているらしいことをあなたたちに告げ、立ち去った。

信奉者の影1

回廊の最奥部で、ルイゼを発見するあなた。しかしルイゼは全く別の女の声でメモリアから手を引くよう迫ってきた。メモリアを救うためにここまで旅を続けてきたあなたとレンカは、その要求を拒否。女神の信奉者を名乗る何かは、怒りも顕に襲いかかってくる。

信奉者の影2

ルイゼに憑依した何者かは、アストラの人々への怨嗟を吐きながら、あなたとレンカを回廊から弾き出した。地上で倒れていたところを保護されたあなたは、ルイゼの身を案じつつも、キーメモリーの反応が検知されたという新たなエリアへ赴くことを決める。

機砲の記憶 前編1

イヴァはとある研究所を訪れ、一人の男と会っていた。フォースの調査によって発見された破損したキーメモリーの断片をその男レイに渡すためであった。一方、キーメモリーの反応を追って超文明の遺跡を訪れたあなたとレンカは、遺跡内に響く男の声を聞く。

機砲の記憶 前編2

男の声を辿って遺跡を進むと、かつてあなたと共にカナンを目指した英霊シドニアと虹の女神ティリスの出会いの記憶が再生される。このエリアに眠るのは彼の記憶だと確信したあなたとレンカは、更に遺跡の奥へと踏み入っていく。

機砲の記憶 中編1

ファントム。それが歴史の影に潜み、全異界間の秩序の維持を目的に行動する“亡霊”たちの名であった。レイはヴォイドを破壊する方法を見出せないのであれば、アストラ自体の破壊も已む無しという過激な思想を覗かせ、イヴァもそれに同調する。

機砲の記憶 中編2

更に遺跡を進むと、再びシドニアとティリスの記憶を垣間見ることとなる。他者との関わりを嫌うシドニアと、積極的に他者と触れ合おうとするティリスの組み合わせは、あまり相性がよくないようにも見えた。あなたとレンカは、彼らが向かった遺跡の最深部を目指す。

機砲の記憶 後編

探索を続け、再びシドニアの記憶に触れるあなた。大切な人々との別れを恐れるシドニアと、大切な人々との思い出を抱きながら新たな出会いを望むティリス。和やかに終わった語らいの記憶のあとで、あなたは自分に語りかけるティリスの姿を思い出す。

機砲の矜持1

遺跡の最奥部では、これまでと同様黒いモヤがシドニアを捕らえていた。共に旅をした英霊たちを捕らえているのは、おそらくルイゼに憑依している何者かの意志に違いない。そう確信したあなたは、シドニアを解放するべくモヤに操られている彼との戦いに挑む。

機砲の矜持2

無事シドニアのキーメモリーを入手したあなたとレンカは、沈黙を続けるメモリアに思いを馳せる。一方、ジャンはファントムが構える研究施設を訪れ、レイと情報交換を行っていた。レイは捕らえている研究者夫妻にヴォイドの破壊方法を探らせているというが……
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