追想
それは、レオノーラの生前の記憶。芸術の都と名高い都市を訪れた際の思い出。力を持つ神々が人間たちを虐げ、支配するのが当然のハルモニアにおいて、その都市は芸術を愛する神の守護のもと、繁栄を謳歌しているように見えた。神の怒りに触れた街
あなたとレゾナンスがカナンを目指す旅の途中訪れたのは、水底に沈んだ廃都だった。レオノーラは、この都が自身の生きた世界“ハルモニア”に存在した場所であること、神の怒りに触れて一晩のうちに水底に沈められてしまったことを静かに語り出す。ある歌姫の生涯
道中、レオノーラは自身の生涯について語る。不治の病を患い、家族に霊山へ捨てられたこと。その山に住まう神に気まぐれで力を与えられたこと。その後、奉仕に生涯を捧げたレオノーラを、ヘルガは「世界のために命を捧げるなんてフォルテと似た者同士」と皮肉る。手に入れた答え
無事エリア探索を終えた一行。だが、レオノーラは浮かない顔だった。生前の自分には確たる信念はなく、思いがけず得た“余生”の使い道を探していただけ。英雄などではないと零すレオノーラに、フォルテは「救われた人にとっては英雄だった」と言い切る。