女王の信頼篤きルーメラクス騎士団の長。
主君と苦楽を共にし、平穏を守り続けてきた彼は海洋精霊と共に民から親しみと尊敬を受けていた。隣国の騎士団反乱事件を聞いた彼は、自国で同じことが起きぬよう、騎士団の綱紀粛正を図るが、そこで気付いたのは自身も含め、皆が長年の泰平に慣れ、危機への備えを疎かにしていたという事実であった。もし女王の身に何かあれば、隣国以上の悲劇が襲うのではないかと戦慄したという。