ユニット詳細

No.0010≪宿命の戦姫≫

リクル

CV: 松田利冴

異界グランガイアに生きた銃士。
氷弾を撃ち出せる特殊な二丁の銃を携え、早撃ちの名手として名を馳せた彼女は、銃と同じ名を名乗り、決して本名を明かそうとしない謎に包まれた人物であった。
異界アートリアに伝わる二丁拳銃使いの英雄と同じ名を持っており、一説によれば銃と共に名前を継承したのだという。

“リクル”とは彼女自身の名前ではなく、彼女の持つ銃の名前である。
様々な異界の逸話に登場するこの銃は、使い手を選ぶとされ、普通の者では触れることすらできない代物であったという。
そのため、リクルの使い手は“神に選ばれた者”として周囲から尊敬と畏怖の念を持って、銃と同じリクルの名で呼ばれたと伝えられている。

リ=クルとは、ある国の言葉で“神が創りし氷弾”という意味を持つ。その名の通り彼女の愛銃リクルは氷の弾を撃ち出すことができた。
いつしか愛銃と同じ“リクル”の名で呼ばれるようになっていた彼女の命が危険にさらされたその瞬間、神銃リクルが急激に冷気を発し、周囲に巨大な氷柱を生みだし彼女を守ったという。まるで、銃自体が意志を持っているかのように。

その早撃ちの腕前から本人に興味を持ち、名を問う者も少なくなかったが、リクルの本名を聞き出せた者はただの一人も存在しなかったという。
彼女はまるで恋人のようにリクルを大切に扱い、愛銃リクルもまたそんな彼女に応えるかのように威力を高めていった。
銃と生きる彼女を見て、人々は銃だけでなく彼女もまた“リクル”であることに納得したのだろう。