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No.0021≪魔界の異端≫

リゼ

CV: 井ノ上奈々

異界イシュグリアにて破壊神と恐れられた魔神。
他の魔神たちが抱くような支配欲や勝利への執着を持たず、ただあるがまま、望むままに強大な力を振るった。
魔神らしからぬ内面を持ちながら、魔神というものを最も体現した存在と言える。
彼女は言う。「他の存在に興味など一切無い。興味を持つ意味すら理解できない」と。

リゼは、究極の存在を生み出す研究によって造られた魔神であった。
計画通り、圧倒的な力を持って生まれた彼女だったが、闘争心や支配欲をはじめ、他者への興味といったものが欠落していたという。
強大な力を持て余し、気まぐれに力を振るってあらゆるものを破壊する彼女の姿は、周囲からは破壊神そのものに見えたであろう。

支配や強さに固執しない彼女の自然体の生き方は、他の魔神たちの怒りを招くこととなる。
しかし、戦いを挑んでくる魔神を彼女は興味なさ気に返り討ちにした。
魔神同士の勢力争いを無視し、気ままに世界を渡り歩く彼女に挑む者はいつしかいなくなったが、気まぐれに振るわれる破壊的な力は周囲を恐怖に陥れ続けた。

支配や勝利に興味を示さなかったはずの彼女だが、伝承によると唯一、自分から戦いを仕掛け、勝利に拘った相手がいたという。
それは彼女の出生の秘密に関わることであったようなのだが、何者かによって多くの記録が抹消されている。このため、何体の魔神が関わり、どのような結末を迎えたのかを知ることは難しい。