ユニット詳細

No.0022≪異才の勇者たち≫

ヴァイス

CV: 高橋研二

異界グランガイアに存在したアタルヴァ共和国の軍師。
神々と人間との大戦時は、大局を読む戦略眼と卓越した魔術の腕で数々の奇策を成功させ、最期は自らを囮とした撤退戦に臨み、多くの民衆を救った。
彼の言行録が後世の軍略家に与えた影響は大きく、中でも戦術論は後の時代の基礎と言えるほど重要なものとなったという。

ヴァイスは神々との戦いにおいて彼なりの「勝利」を目指して戦った人物であった。
優れた戦略眼を備えた彼は、この戦いに人間側は敗れるであろうこと、そして一部の神が人類救済に動くであろうことまでを予測していた。
ならば、生存者を1人でも多く残すことこそが人類側の「勝利」。ヴァイスの策によって多くの民が救われたが、生き延びた者の中に彼の姿はなかったという。

彼は「軍師たるもの矢面に赴く事なかれ」という哲学を持ち、前線に出なかったため、味方兵士から臆病者との誹りを受けていた。
だが、ある戦いで奇襲を受けた際、自らの魔法で敵を殲滅してしまう。
兵たちは一転して彼を称賛したが、当の本人は軍師である自分まで攻めこまれたことを恥じ、その時のことを最大の失敗だったと書き残した。

軍略家として彼が後世に与えた影響は計り知れない。
彼が自身の戦略理論を体系化した書物は未だに有用性が高く、大戦で神軍から人々を救ったときに彼が発した「ようやく勝てたか」の一言は長らく語り継がれ、彼のファンの間でしばしば用いられた。
優れた軍略家を賞賛する際は当然のようにヴァイスの名が引用されており、軍師としての彼の知名度の高さを物語っている。