ユニット詳細

No.0029≪呪われし炎鎧≫

リリス

CV: 花澤香菜

異界ベクタスの科学者レーゼに造られた人型機械兵器。
レーゼの兄が開発した兵器の暴走に巻き込まれ、異界グランガイアへと飛ばされた彼女は、暴走兵器を止めるべく主と共にグランガイアを旅して回った。
機械に近づいてゆく主と、人の心を宿し始める機械。そして彼女たちを取り巻く騒がしい介入者たち。
その物語は戯曲にもなったという。

暴走兵器を破壊するための旅は過酷であった。
兵器が暴走した原因は自分にもあると思い詰める主レーゼは、目的を遂げるために自身の肉体を機械へと改造していく。
抱えきれぬ罪の意識の矛先を自身に向け、徐々に人から離れてゆく主を傍で献身的に支え続けたリリスには、皮肉にも“心”のようなものが芽生えつつあったという。

機能が回復した彼女の前に立っていたのは、電力供給能力を持つ異界の魔導師ラスハイルだった。
彼は機械の体を持つリリスに興味があるようで、その構造を調べようと何度も近づいてきたが、途中で同行した武闘家ディルマが合理性に欠ける言動で邪魔に入ったと記録されている。
リリスは特に彼らには興味を示さなかったようだが、この関係性は後世の戯曲で面白おかしく描かれた。

リリスには2体の“姉”がいた。
前2体の長所を受け継ぎ、あらゆる状況に柔軟に対応する性能を身につけた彼女は、レーゼの最高傑作と謳われた。
主の兄レイスが造り出した人体強化兵器が暴走した際も、リリスは“姉”の言いつけを守り主の避難に専心したと伝えられる。リリス曰く、自分は今でも姉たちと共にあるのだそうだ。