ユニット詳細

No.0030≪宿命の戦姫≫

セフィア

CV: 川澄綾子

その背に光の八剣をまとい、凶悪な行為を行う異界の民を裁き続けた女戦士。
どこからともなく現れ、罪人を淡々と、一切の容赦なく貫く姿は、人々に畏怖を与えたとされる。
その出自に関してはわかっていることが一切ないが、どうやら彼女には決着のつけられぬ宿敵がいたらしいことだけは記録に残されている。

彼女がどこから来てどこへ向かい、何を目的として行動しているのかを知る者は、誰もいなかった。
ただ、各地に現れては、凶悪な行為を行う異界の民をその背の八剣で容赦なく貫く彼女の姿は、見る者に神秘的な美しさと底知れぬ恐怖を感じさせたという。
いつしか彼女は、神の裁きを代行する者であると囁かれるようになった。しかし、どれほど恐れられようと、彼女は気にも留めぬ様子であったという。

凶悪行為を犯す異界の民を数多く葬ってきた彼女だが、ある時に血まみれで発見される。
八剣をかわし一瞬で彼女を切り刻んだその相手は「つまらんわ」と一言残し去っていったという。
この一件で彼女は自分の弱点を再認識することになる。己の武器が断罪の剣であり、守護の剣でないということを。そしてこの敗北は、宿敵との終わらぬ戦いの始まりでもあった。

神軍による侵攻が始まり人類の敗北が濃厚になって以降の記録にのみ、彼女の言葉が残されている。
「私の役割は終わったわ。だから最後くらいは私のためにあなたの力を使わせて」。
それまで神のために働いていたセフィアだったが、これ以降は神軍との戦いに身を投じる。
彼女の願いは断罪することではなく、人を救うことだったのかもしれない。