ユニット詳細

No.0035≪十忌「ディスノミア」≫

シオン

CV: 神尾晋一郎

異界エルガイアのランドール皇国黎明期、十人の無法者集団として恐れられた「十忌ディスノミア」の頭目。
数多の謀略や騒動に関与し、世を乱した世紀の大悪党。
その根底には遠大な野望があったとも、単なる愉快犯だったとも言われている。
いずれにせよ、彼に関する記録はその大半が消失しており、現在では彼の足跡を辿ることさえ難しい。

ディスノミアはありとあらゆる犯罪行為に手を染めた犯罪者集団であった。
一筋縄ではいかない無法者たちの集まりでありながら、彼らが集団として成立していたのは、頭目であるシオンの圧倒的な力とカリスマ性によるものだと言われている。
その妖しい魅力は民衆にも伝わり、残虐な悪人でありながら、義賊として非常に人気があったという。

彼の出自に関する記録の多くは巧妙に消し去られており、その経歴を辿ることは容易ではない。
数少ない記録によると、彼は少年期から卓越した人心掌握術を操り、同時に人間離れした戦闘勘を備えていたという。
彼がかつて所属した組織は内部対立が激化し崩壊したというが、これは彼がどこまで人を操れるかを試す実験だったという説も根強い。

少年期に所属していた組織の壊滅後ランドールから姿を消していた彼が数年ぶりに幼馴染の元を訪れる。
幼馴染を自身の組織に誘うと同時に彼は常人ならざる力を持つ者たちを集めてきたという。
その目的が「退屈しのぎ」だとシオン自身が発言したというが、真意は定かではない。
ただひとつ言えることは、世界が彼ひとりに振り回されたということだ。