異界エルガイアにて、伝説に語られる召喚師や虹の女神など、多くの仲間たちと共に、人類の命運を懸けた戦いに身を投じた人物。
師匠譲りの炎のように苛烈な戦いぶりと、仲間も安否を気遣う優しさ、一度決めたら何があろうと貫き通す意志の強さを兼ね備えていた。もっとも、その優しさを素直に表に出すほど単純な性格ではなかったようで、仲間との衝突も多かったという。

召喚院の魔神討伐隊の一隊を率い、やがて召喚院のトップである“召喚老”を担うまでになった彼女だが、過去には自分の判断ミスで部隊を壊滅させてしまうという事件を引き起こしたこともあった。
事件以降、他者との間に壁を作り、頑なになっていたセリアだったが、過去に囚われていた彼女の心を救い、立ち直るきっかけを作ったのは、共に神々と戦った仲間たちとの絆だったという。

彼女と虹の女神は、出会った当初はまったく反りが合わず、顔を合わせればケンカばかりしていた。
しかし、共に神々との激しい戦いに身を投じ、互いを知るうちに、やがて唯一無二の親友となっていった。
二人の友情は、虹の女神が彼女の召喚師と共に異界をめぐる旅に出てからも続き、時折ふらっと帰郷した女神と思い出の場所で楽しく語らうセリアの姿があったという。