ユニット詳細

No.0046≪イシュグリアの魔神≫

モーラ

CV: 中村桜

異界イシュグリアに存在したレームと呼ばれる地を支配していた魔神。
妖艶な美しさを持つ女性で、狡知に長け、魔神の名に恥じぬ強大な力も併せ持っていた。
自らの宿願を果たすために異界の召喚師たちを利用したと伝えられている。
自身の目的を達するためには、手段を選ばぬ人物。

モーラには、宿願があった。
闘争に明け暮れ、力だけで優劣を決めるような低能な者たちから力を奪い、自身が世界を統治する。イシュグリアだけでなく、グランガイア、エルガイアも全て。そうすることで、くだらぬ戦いを終わらせる。
彼女がエルガイアから訪れた召喚師たちを利用し、他の魔神の力を奪おうと策動した裏には、その願いが強く影響していたとされる。

様々な策略を講じた彼女は、イシュグリアの共存統治を目指しながらも、ついぞ願いを果たせなかった魔神の血を引いていたと言われている。
力だけで優劣を決めようとする他の魔神を激しく嫌悪したのも、執拗に他の魔神の力を奪おうとしたのも、両親の失敗を繰り返さず、彼らの意志を今度こそ自身が体現しようと心に決めていたからだったのかもしれない。

自身の目的のためにエルガイアの召喚師たちを利用した彼女だが、そのうちの紅き召喚師にだけは特別な感情を抱いていたと言われている。
彼女と召喚師たちとの戦いは後者に軍配が挙がることになったが、戦いの後に紅き召喚師にかけられた言葉に彼女は笑顔を見せ、何処かへと立ち去ったという。
紅き召喚師の飾らぬまっすぐな想いが、モーラにとってはまぶしく感じられたのかもしれない。