ユニット詳細

No.0047≪バリウラの皇族≫

エルザ

CV: 佐倉綾音

異界グランガイアに存在したバリウラ帝国の第二皇女。
唯一同腹の姉妹である第八皇女アリスを陰ながら守り続けるため、己がすべてを捧げた女性。
地位も名誉も要らない。罪人の烙印を押されようとも構わない。妹を守るためならば、自由さえ手放せる。
アリスはそんな姉の存在を知らずに育つことになるが、彼女たちの運命は呪われし大鎌によって交わる。

たとえ家族であっても、味方とは言えない。
権謀術数渦巻くバリウラ皇室に生まれたエルザにとって、無条件に信頼や愛情を寄せられる相手はほとんどいなかった。ただ、同腹の妹であるアリスだけは彼女が何を犠牲にしても守りたいと思える存在であった。
幼少期から才気煥発で将来を嘱望されていた彼女が父である皇帝に叛意を示し投獄されたのも、妹を守るためだったのではないかと囁かれている。

彼女の投獄は長期に渡り、唯一外に出られたのは皇帝から極秘で与えられる任務の時だけだったという。
一説では、皇位継承権をめぐる親族の陰謀から妹アリスを守るため、彼女はあえて罪を被ったという。
皇帝もその能力を利用するため、それが冤罪と知りながらも幽閉し続けたとの噂が囁かれていた。
神々と人間との大戦直前まで、彼女は囚われの身であったと言われる。

幽閉から解放されたエルザは、父である皇帝より死者の魂を喰らうという大鎌を与えられ、妹アリスの護衛を命じられた。決してアリスに自身の存在を悟られぬようにとの厳命と共に。
父が自分に魔鎌を与えたのは、親の情などではない。何か目的があるはずだ。長らく父に利用されてきたエルザは、それを理解していながら魔鎌を受け取った。
妹を守るためには、力が必要だったのだ。