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No.0050≪宿業の功罪≫

シャリファ

CV: 柚木尚子

遥か昔、アストラに存在した精霊。
古代のアストラには、人々の自然に対する憧憬や恐れが具現化した“大地の眷属”と呼ばれる精霊たちが住んでおり、シャリファもその一人であった。
火山より生まれ、その身には灼熱の炎を宿し、時には守護者として、また時には悪魔として人間の望むままに振る舞った。

アストラにかつて存在していた大地の眷属。
人間たちの炎に対する憧憬や恐れなどの感情が集まり、火山から生まれたと伝わる。
炎を自在に操り、火山から生まれたためか、とりわけ溶岩の扱いに長ける。
美しい女性の姿をしているが、本質や価値観は人間と大きく異なり、あくまで人間が抱く自身のイメージを写し取って行動する。

ある日炎の山へ迷い込んだ子供が、シャリファを山の神と思い込み、守ってくれるように願った。
彼女は望み通り、子供を里まで送り届けたが、里の者たちはシャリファを恐れ、悪魔と罵った。
彼女は望み通り、悪魔の如き苛烈さでその里を滅ぼしてしまった。
人間を憎んだのではなく、そう在ることを求められたがゆえに。

大地の眷属は、人間たちの自然に対する想いの具現化である。
ゆえに、守護を求める者には守護者としてふるまい、悪魔を求める者には悪魔としてふるまう。
かつてこの世界には、シャリファのような大地の眷属が多く存在していたと言われるが、やがて文明が科学を得て発展していく過程で、彼らとは疎遠になっていった。