ユニット詳細

No.0056≪穢れし五忍≫

レンジ

CV: 佐伯匠

凰刃那原という異界で欲望のまま振る舞い世を騒がせた“穢れし五忍”の一人。
弱者を徹底排除すべしという過激思想の持ち主であり、強き者が生き残る乱世の到来を信じ、自らの暮らす刀渡の里を滅ぼすという暴挙に出た。
なお、後に凰刃那原には戦国時代が到来し、彼の予言通り弱肉強食の乱世が幕を開けた。

ためらいなく自身の里を滅ぼしたレンジの「弱者は抹殺すべし」という過激思想は、自分を讃え頼る者たちさえ他者に依存する弱者として容赦なく排斥するほど徹底したものだった。
のちに一人の若き忍によって彼を含む五忍の穢れし魂は封じられたが、強さのみを正義とし、ひたすら強者を求めた彼の姿勢は、最期の瞬間まで変わらなかったという。

彼の抱く危険な思想は里の方針と合わず、幾度も里長と衝突した。
彼の片目は里長と争った際に失われてしまうが、レンジはそれを些末なこととして気に留める素振りも見せなかったと語られる。
里を滅ぼす際には、難なく里長を手にかけたという事実から、彼は片目と引き換えに里長の忍術を見切っていたのだと推測される。

彼が下忍の頃、敵対する里の上忍を斃したことがあった。
力こそ全てであるという信念はこの頃から抱いていたと思われる。
尊大に見えながらも他者を見くびらぬ用心深さを持ち合わせ、戦いにおいては正面から挑むことを矜持とした彼だからこそ、偏った思想を抱いてしまったのかもしれない。