ユニット詳細

No.0057≪探求の最前線【ギルド】≫

ミズチ

CV: 杉田智和

ヴォイドの調査及び開拓を目的とする組織「ギルド」を取り仕切るギルドマスター、ミズチの在りし日の姿。
当時のデータを基に擬似的に英霊として再現を試みたもの。現在は冒険者を引退し、後進の育成とギルドの運営に心血を注ぐミズチだが、現役時代は巨大な得物を手に率先して未開拓エリアに乗り込み、数々の発見と武勇伝を持ち帰る優れた冒険者であった。

ミズチはヴォイドから離れた辺境のベースで生まれた。物心ついた頃から親はなく、旧文明の廃墟でジャンク品を漁っては、売り捌いて日々の糧を得ていた。
そんな彼をヴォイドへ誘ったのは、開拓者レヴェリーの手記であった。ヴォイド発生直後に活躍した伝説の冒険家への憧れを胸に、少年はドームを目指す。
当時ドームは既にヴォイド探索の最前線であり、ギルドの原型が組織されつつあった。

冒険者となって数年も経つと、ミズチは“命知らず”の二つ名で呼ばれるようになった。未開拓エリアに率先して赴き、どんな魔物にも臆さず立ち向かっていくその姿は勇猛というよりは蛮勇に近かった。
「あの頃の俺には恐怖なんてなかった。失うモンがなかったからかもな」と、ミズチは当時を振り返る。
そんな彼に変化をもたらしたのは、ヴォイド研究を志す同年代の青年との出会いであった。

ヴォイド研究者を目指す青年ダイゴは、ミズチとは全く異なる視点でヴォイドを語った。難しい話はよくわからなかったが、彼の話は新鮮で面白く、正反対の性格ながら二人はすぐに打ち解けた。
自分たちでヴォイドの謎を解明しよう。それがいつしか二人の目標となった。互いの長所を活かせば不可能ではないと信じていた。大規模調査が失敗に終わり、ダイゴと彼の妻イルマが行方不明になるまでは。