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No.0059≪伝承の俊傑たち≫

ダルバンシェル

CV: 楠大典

異界グランガイアに存在したサーマ王国の猛将。
かつては無教養で粗野な人物であり、武勲をいくら立てようとも周囲の評判は芳しくなく、また本人もそれを意に介する素振りも見せなかった。
だが、後に妻となる占星術師との出会いによって学問に目覚め、知識を修めたのちは文官として国に尽くしたとされる。

のちの彼からは想像もつかないが、彼はとある部族の出身で、あまりに粗暴な性格から追放されていた。
剣と同じくらい器用に盾を攻撃に使う戦法で名を挙げ、兵士としても優秀であったが、学がないことから上官や同僚に戦功を奪われていることにさえ気づかなかった。
そんな時に任務で出会い、彼の置かれている状況を指摘したのが、のちに妻となる占星術師であった。

エクセイルとの出会いは、ダルバンシェルの人生を大きく変えた。
彼女との交流で知識と教養の大切さに気づき始め、同時に彼女に惹かれていったダルバンシェルだったが、エクセイルには両親の決めた許嫁がいた。
それでもダルバンシェルは諦めず、彼女に相応しい人間になるため猛勉強に励み、軍内でも出世を重ね、やがて彼女の両親にも認められたという。

彼が武官から文官へと転向したのは、その当時、国の安寧を築くために必要なのは外部との戦争よりも、内部の改革だと気付いたためだ。
同じ考えを持っていた国王が常に暗殺の危機に晒されていたことが、彼の正しさを間接的に証明していたと言える。王を守るため、彼は文官でありながら盾を携え続け、臆病者の誹りを受けながらも甘んじてそれを受け入れた。