ユニット詳細

No.0061≪十忌「ディスノミア」≫

イオニア

CV: 松浦チエ

異界エルガイアのランドール皇国黎明期、十人の無法者集団として恐れられた「十忌ディスノミア」に属した研究者の女性。
天才的な頭脳と貪欲な研究意欲で倫理観に囚われぬ数々の発明を生み出した。
彼女がいなければ十忌は単なる犯罪集団で終わっていただろう。

彼女は魔導と異界技術の天才的な研究者であった。
若くして皇国の魔導研究所の主任になり、将来を嘱望されていた彼女だったが、ある日突然消息不明となってしまう。
幼馴染の男の求めに応じ、恵まれた立場も輝かしい未来もあっけなく捨て去った彼女は、皇国を脅かした無法者集団「十忌ディスノミア」の一員として、彼らに数々の発明品を提供したという。

彼女の研究欲は常人の理解の範疇を遥かに超えており、その研究内容も含めて周囲から危険視されていたと伝えられている。
彼女が十忌に提供した数多くの武具は、有用ながらも不安定なものが多く、メンバーでその効果を検証、実験していたとも考えられている。
その実験対象は彼女自身にも及び、イオニアは自ら開発した武具を己の身体に組み込むほどだったという。

十忌ディスノミアが暗躍した時期、のちに「エルガイアの厄災」と呼ばれる魔神が出現し、皇国を襲った。
この不死の魔神を討伐する鍵となった「魂を吸う魔剣」もまた、彼女の手によって作られたものである。
皇国の研究者時代に生み出した、彼女の最高傑作の中の一つと言われているが、果たして彼女自身に世界を救うつもりがあったのかどうかは、今となっては知るすべもない。