ユニット詳細

No.0070≪至公たる叡智≫

クリューク

CV: 間島淳司

はるか昔、異界グランガイアを統治していたとされる上位神“十神”の一柱。
有力な神でありながら、他の神々とは異なる思想を持ち、あらゆる種族、あらゆる生命を平等に扱った。
万物に安らぎを与える理想郷の体現者として多くの者たちに慕われたが、それを快く思わなかった神がいたことは言うまでもない。

当時のグランガイアは、大神皇カルナ・マスタを筆頭とした十神によって統治されていた。
クリュークを含めた十神たちは、各々の思想に基づいてそれぞれの支配領域を治め、多様性に満ちていながらも、領地争いなどの戦が起こらない平和な治世の下、当時の文明は大いに栄えたと伝えられている。
特にあらゆる生命を平等に扱うクリュークの統治領域は、理想郷と噂される程であった。

彼の配下には、人間をはじめ獣人や巨人、ゴブリンやルス、ドラゴンや機械人形に至るまで様々な種族が存在していた。
その影響力は直属の配下である神徒以外にも及び、始まりの樹と呼ばれる大樹に住まう神獣とでさえも、盟友と呼び合うほどの間柄だった。
神徒たちや盟友の神獣は行方不明となった彼の消息を追ったが、程なくして彼らの姿も消えたという。

クリュークは人と神の大戦が始まる少し前に大神皇から召致され、その後、行方知れずとなった。
そこには、ある神の暗躍の噂もあるが、確たる証拠はなく、真偽のほどは定かではない。
もし、あらゆる生物を平等に扱う彼が行方知れずとならなければ、神々と人間との大戦、ひいてはその後の歴史にも多大なる影響を与えていたかもしれないと、歴史学者は語る。