ユニット詳細

No.0074≪災厄の焔獣≫

リラ

CV: ???

魔族の父と人間の母の間に生まれた半人半魔の少女。
その出自ゆえに、魔族からも人間からも爪はじきにされ、魔族の集落で孤立しながら育った。
魔族として生きるべきか、人間として生きるべきか。自身の居場所を求めるリラの人生は苦悩の連続であった。
やがて、理解者を得たリラは父の愛した人間という種を守るため、戦いに身を投じる。

父母を早くに亡くしたリラは、父の形見である魔動人形に守られながら魔族の集落で暮らしていた。
集落に溶け込もうと必死に魔族として振る舞うリラだったが、周囲は半人半魔である彼女>を“禁じられた子”と迫害し、任務という名目でその力を利用した。
それでもリラは、与えられる任務を忠実にこなし続けた。魔族として生きることだけが、自身に残された道であると信じて。

彼女が魔族として討伐に向かった白き獣は、太古から世界の秩序を守る神獣であったと伝えられている。
白き獣の言葉により自分と向き合い、どれほど魔族として冷酷に徹しても人の心を捨てきれないと自覚したリラは、神獣と協力し厄災の獣の討伐に向かった。
かつてサーマ王国を危機に陥れた厄災の獣もまた太古からの存在だったが、人間のみならず神々にも敵対。まさに暴力の化身であったという。

彼女の傍らには、常に父が造った魔動人形があった。
禁じられた子として魔族の中でも孤独だった彼女にとって、魔動人形はおそらく唯一の心の拠り所だったのであろう。
人形は少女の命令に従うだけに見えたが、その行動からは常に少女を守ろうという強い意志が感じられたという。
まるで、何者かの魂が宿っているかのように。